『 2025年を制覇する破壊的企業 』
著 者:山本康正
出版社:SBクリエイティブ
2020年の冬に読んだ本ですが、なる早でご紹介しないと2025年まであと僅か…と思い、急ぎご紹介しますのは 「2025年を制覇する破壊的企業」。
NYの金融機関やGoogleを経て、現在は東京・シリコンバレーでベンチャーキャピタリストとして活動する山本康正氏のビジネス・経済の未来予想書です。
5年後*の未来を決定づけるのはこの企業だ!と、世界最先端企業11社の思惑や3つのメガトレンド(①業種の壁崩壊とコングロマリット化再来、②ハードでもソフトでもなく“体験”が軸、③データを制するものが未来を制す)との分析がとても面白いです。
*2020年を起点
もしかすると未来の私は、ズームを買収したグーグルの「Google Zoom」でWEB面談をして、テスラの「ロボタクシー」で都内へ楽々と通勤、出張先では自分好みの快適空間でおもてなしの「アップルホテル」に滞在しているかもしれないのです。
お馴染みのGAFA+Mだけではありません。未来の世界では、工夫して生き残るべき業種や企業についてのヒントも多数あり、「まさかいくら何でもここまでは…」と思いつつも、終始SF小説のように、ワクワクしながらどんどん読みすすめてしまう内容でした。
ただ単に、「どんな企業が儲かるのか」という投資先という観点だけでなく、「これからの社会がどんな風に便利に、より快適に変わっていくのかなぁ~」と、将来の社会のすがたを考えるにはとても有益な1冊でした。2025年が楽しみです!※あと数か月しかない…
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