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新しい流れ(ESG)は、投資家からの共感?

2020/10/03日本経済新聞『隣のインベスター ESG経営広がる賛同』より 時々連載されるコーナーである「隣のインベスター」シリーズは、

フツーの個人投資家の今を等身大で伝える共感を得られる内容です。

今回はコロナ新状態での個人投資家の意識の変化です。

コロナ禍で進んだ社会課題の解決など中長期的な視野に立ったESG投資に対する投資家からの認識がどう変わったか?

「これまではどこかキレイ事の様に感じていたが、これからはESG経営を意識した企業への投資でないと儲からない」とある投資家、この方は収益との関連性が不透明とESG投資に懐疑的だったようですが、今や関連銘柄を数銘柄保有しているようです。 ある日用品メーカーの別の女性は、勤務先の経営層や上司がESG経営を連呼するようになり、ビジネスの現場に迫る変化を肌に感じるようになったことで、ESG投信の購入に至ったとあります。 またある女性は「せっかく泊るなら世の中に貢献しているホテルを長くお得に使いたい」と、保有するホテルでプール施設での排水再利用や節水トイレ・シャワー等省エネ設備を積極導入するホテルの応援、さらに割引利用がある優待の実益を加味して、ホテル系のREIT投資口を購入しているようです。 個々人の善意に頼るだけでは長続きしないかもしれないけど、ちょっとしたお得感も中長期投資のキッカケとなりそうです。

今年に設定された大型投信でもESGをテーマにしたものが話題になったものもあります。 7月に新規設定され、3830億円で運用をスタート、その後の資金流入で9月末の純資産残高は6000億円超になった「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド」ですね。

※販売会社も必死に力を入れて販売しているようですが・・・

投資である以上、一定の収益性が確保できないと長くは支持されませんが、コロナとの社会で、社会の持続的成長にはESGの視点も大切との認識を、機関投資家だけではなく、個人投資家にも芽生え始めているのは間違いないです。

(ESG投資については最近寄稿しましたので、また改めてご紹介できると思います)

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