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「しなやかな」で変われる会社にビジネスのヒントあり。


2020/07/29日本経済新聞『変われる会社が買われる会社』より 大機小機には7月に入り、世界のM&A潮流が変化し、活発化しているとあります。バークシャーハザウェイが約1兆円で天然ガス輸送事業を買収、半導体大手アナログ・デバイスによる同業の買収、米シェブロンによる50億ドルでシェール大手買収と、この7月は大型案件が復活。 この3月新型コロナによるパンデミック宣言以来、中国の1-3月期マイナス成長、4月には原油先物価格は史上初のマイナス価格と、経済の先行き見通しが悲観に覆われた中で、世界中の企業は従業員や取引先の感染防止など安全確保、とにかく手元に資金をかき集めて、来るべき需要の蒸発に備えていました。 この大型買収案件の復活は、こうした守りの中にもアフターコロナを見据えて、着々と準備をし虎視眈々とチャンスを狙っていたことを示しているのでしょう。 この大機小機コーナーで、以前紹介されていた優れた企業のキーワードは「し・な・や・か・な会社」とありました。「し」消費者目線「な」なくてはならない会社。これは圧倒的シェアや消費者に物語を提供できる会社です。「や」はオープンイノベーションの中、役割(やくわり)分担のうまい会社。「か」はビジネスの環境変化に応じた変(か)わり身の早い会社。「な」長く稼げる安定的な収益もモデルを持つ会社だとあります。 そして今、圧倒的に重要なのは「か」の会社だと。コロナ禍は良くも悪くも、日本社会の底流におぞんでいた過剰な規制や古い商習慣、昭和スタイルの雇用制度を浮き彫りにし始めました。日本企業にとっては、こうした悪しき?古臭い慣習を捨て去る最高のチャンスです。 7/末には日本企業の4-6月期決算発表がスタートしていますが、ここまでとにかく守りを固め巣ごもりしてきたのか、先の海外企業のように打って出る準備をしてきたのか、この違いが如実に出てくるタイミングになると思っています。 過剰な流動性(カネあまり)に守られ、「変わらなくても、そこそこ株は買われて一安心」の企業には市場・投資家からの厳しい視線が待っているでしょう。ここから先は「変われる会社が買われる会社だ」と締めくくられていました。 私も最近になっていろいろな方に、リアルでお会いするようになりました。すると極端に二分化されているのをビビットに感じます。補助金という補助金をまだ申請しようとする経営者の話、社長が寂しがっているから、部下が何やってるかわからないから、テレワークではなくオフィスに集合!という大企業の話、逆に、これを機にコミュニケーションを密にして新規事業やマーケティング戦略を練り直している私のお客さま等々。この数カ月をどのように考えていたかがアクションに如実に表れています。 かく言いう私も、このピンチをチャンスにしたいと、新しいことにチャレンジし、「小よく大を制す」ために何ができるかというダビデ作戦を実践中。 私の同業者には、「Zoomなんかでオンライン対応できたから大丈夫」ってう言う方が結構いるのですが、これってただのコミュニケーション手段だけであって、それだけでは味気なくてツマラナイ・・・。 その先のこと(仕事の本質)を感性を豊かにして考えなければならないですよね。これは毎日のように便利ツールとしてのZoomを使ってみた私なりの感想ですので、悪しからず。

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