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執筆者の写真RYUICHI MOTOHASHI

コロナ対策と資産運用に共通の誤解とは…

2020/04/21日本経済新聞夕刊 『コロナ対策と投資 共通の誤解』より 夕刊十字路に、コロナ対策と投資には共通した誤解があると、ブーケ・ド・フルーレットの馬渕さんの記事があります。コロナコロナと嫌な毎日ですが、対応策として同じくらいデマ情報もインターネットに溢れているとのこと、「ある食品を取れば大丈夫」、「り患したかは特定の症状有無で直ぐにわかる」といった簡単なことで大いに安心できるといった類の話が多いと紹介されています。

実際のコロナ対策は、こまめに手洗い・マスク着用・三蜜を避けるといったことを、地道に粘り強く続けるしかないとされています。 馬渕さんはこれを投資や資産運用にも共通の誤解だと言ってます。

簡単に安心したいがために、ほぼ確実にもうかる分析手法があると信じ切る、常に見通しが当たる専門家がいると頼り切るといったように、楽して儲けられると思いこむ個人投資家達に忍び寄るのは、「元本保証で高利回り」「ここだけの儲け話」といった詐欺の類ですと。 積立投資・分散投資は、投資家がヤマ勘や思い付きで売買するよりは「マシ」な手法程度で、「分散投資さえすれば損をしない」というのは錯覚だとしています。最近メディアや書店での平積み本でも「らくらく・つみたてNISAで簡単2000万円老後資金」のような本もたくさん見かけますが、それを見ただけで楽々にもうかるというのは全く違います。 今回のコロナショックで、市場の急落に遭遇し、資産運用・投資が怖くなって、長期投資に有効な手法である積立・分散投資に勝手に失望し即刻現金化した人も多いことでしょう。 ※ここ2年くらいで積立投資を始めた方には、「やっぱり投資は怖くて難しい」と感じた方も多いようです・・・

こうした方々の行為は、コロナウィルス流行の最中、手洗いやマスク装着を止めるのと同じようなものですよと厳しいご指摘です。 感染症対策と投資にも、地道な努力がとても大切です。 (事実、長期でどんな状況でも積立投資を地道に継続することは、資産形成には最も大切な王道中の王道だと私も思います) 馬渕さんは、①各投資商品の正しい理解、②自分のライフプランに突き合わせ、③地道に勉強しながら投資の適否の判断をする。といった投資の基礎体力を強めていく取り組みが大切ですよと提案しています。 これは私も全く同感。①自分で理解できないものには絶対投資せず、②自分の価値観や合わないものにも投資せず、③プラスもマイナスも自分の運用成果だと納得できる(よう日頃勉強しながら)投資を続けていきましょう!ということだと思います。 そのための一緒に目標達成のコーチのような相談相手(Financial Advisors)もとても大切。 未知のウィルスである新型コロナには、新しいワクチン・治療薬が一日も早く開発されることが期待されていますが、こと投資や資産運用の世界にはそういった「画期的な特効薬」は存在しないことは100%わかっています そんな馬渕さんには、この週末私の事務所のお客さま限定企画として、コロナ禍&ポスト・コロナの世界経済セミナーにて、お話してもらう予定となっており、私の事務所のご契約先さま達と、様々な角度から事実に基づいた王道の投資の知見を共有できるのはとても楽しみです。

勿論、こんなご時世ですので、外出自粛・3蜜を避けてZoomを使ったWEB勉強会です!

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