2020/01/08日本経済新聞『20歳のミレニアムベビー』より
今年2020年は2000年に生まれたミレニアムベビーが20歳、2000年代生まれの若者が産業や消費の担い手として世界的に社会の表舞台に出てくる節目の年だと始まります。
2000年生まれの若者は4歳の時にフェイスブックが始まり、5歳でユーチューブ、6歳でツイッター、7歳でiPhoneが登場し、小さい頃から多くのデジタルサービスやデバイスに慣れ親しんだ「デジタルネイティブ」世代です。
2000年以降に生まれた若者集団は既に地球上の約1/3に達し、世界人口77億人のうち25億人に達するようです。
価値観という観点から言うと、戦後の高度成長期やバブル経済を経験した世代は、とてもシンプル(といいますか単純に)すべての価値を貨幣価値(おカネ)に換算して一元化する経済システムの中で生きてきたとある一方、若いミレミアム世代の豊かさや満足の尺度は必ずしもカネやモノだけではない・・・例えば、共感・環境・人権・自分らしさ・課題解決等々、、、価値観は多様化していると。
経済状況は必ずしも良くないにしても、生活の満足度はさほど悪くないと感じる若者も欧州や日本(米国は違うのはわかるような気が…)で増えているようです。
しかし、この世代の世界的に共通しているのは「老い」と向き合わなければならない宿命です。国連の人口推計では、65歳以上の1人を25~64歳の何人で支えるかを示す値は今後世界的に低下してゆくことは間違いなく、既に日本は世界最低の1.8人。
2050年までに48カ国でこの数値は2人以下になると言われています。
この多くは欧州、北米、東・東南アジアの国々のようで、公的な社会保障で高齢者の面倒を見ながら自分の老後を自ら何とかしないとならないシニアになったミレミアム世代です。
まさに今の日本の状態です。
記事の最後は「こうした世代を相手に画一的、大量生産・大量消費の商売は無理、多少な価値観をビジネスチャンスに出来る企業がこれからの勝ち組に、、、」とありますが、
少々抽象的ですので独断で補足しちゃいます・・・
1/8の紙面ではかつてのサラリーマンの戦闘服ビジネススーツ市場が縮小し専門店は苦戦、生き残りはカフェ、スポーツジム、飲食などの非スーツ事業へ展開へ。
自動車もガソリンやエンジンから電気系統へのチェンジもさることながら、利用の形態でも保有を前提としえた新車・中古車販売から保有を前提としないカーシェアへ。挙げればキリがないほど環境適応や進化をしている業界もあります。
企業だけではありません。利用者側も適応力が大切だと思います。
私45歳のヲジサンも今やデジタルデバイスは欠かせませんし、今さらながらユーチューブなる動画を利用したマーケティング、遠方のお客さまとの打ち合わせはTV会議をフル活用、まさか仕事がこんなに便利になるとは、まさか自分がこんな仕事の仕方をするとは、、、
20数年前に社会人になった頃は想像もできませんでした。
デジタルネイティブのミレニアム世代の若者だけでなく、私のようなヲジサンも手軽にテクノロジーの恩恵を受けることが出来る社会になったのは素直にとても嬉しいです。
ただデジタルやAI、データの駆使では若者には到底及ぶ気がしませんので、45歳のヲジサンは約20年の経験値合わせ技でハイブリッド方式で行こうと思います!
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