• RYUICHI MOTOHASHI

投信番付からの、、、FAの見分け方

2019/09/26日本経済新聞夕刊 『投信番付』より


投信番付 下落局面で強い株式型は、国内運用タイプ上位 と始まる短いトピックですが、ご自身のスタイルに合った良いファンドを見つけるという観点からは、大切な観点かと思います。世界景気の減速など様々な不透明感の中、株価調整リスクが常に燻りますが、株式にて運用する投資信託の内、下落局面に強いファンドを、「ソルティノレシオ」という指標にてサーチしています。このソルティノレシオという指標、あまり聞き慣れないものですが、ファンドが下落した時だけのリスクを考慮してリスクに見合ったリターンが得られているかを判断する指標で、より簡単に言うとマーケットが上に振れた時の影響は計算から外し、下落した時だけをリスクとみなすのが特徴です。一般的に投資信託のリターンを測る時に良く用いられる「シャープレシオ」の改良版とも言えるでしょう。このソルティノレシオの値が大きいほど、そのファンドは下落に強いことを示しています。


本コーナーのランキングでは上位10本中7本が国内の株式で運用する投信ですが、中国A株に投資するファンドや、先進国の優良グローバル企業に投資するオーソドックスなファンドもありました。国内株式型では中小型株のファンドが多く顔を出しており、この理由は①景気動向や外部環境と強くリンクする為替動向、マクロ経済的な要因によって業績があまり左右されない②独自のビジネモデルで安定的な収益構造を築いている③上位株主が創業者等のオーナーとなっている企業が多い(何と言ってもこれがポイントかなと、、)であると類推できます。ただし、よくよーくこのランキングを見てみると、過去5年でのソルティノレシオで算出されており、直近でこそ持ち直してきていますが、中小型株の市況・ファンドのパフォーマンスは今年は苦戦しています


長い運用の実績があることはとても大切な要素ではあります。しかし、やはり市況に合わない時期には、こうした指標(ソルティノレシオ、シャープレシオ等)を絶対視することは、実務的にちょっと違うかなと感じます。我々の業界のFPやFAでも実務があまりわかっていない方に、この「指標崇拝者」がとても多い気がしていますので、大切な資産運用をご相談するときは、ニセ専門家にご注意を。

※相談するFPやFAの力量を見極めるマジックワードは「あなたはそのファンドに自分で〇〇してますか?」です。これさえあれば、変なアドバイザーは即退治できますよ!

(因みに私は、このうち6本は自分で投資しています。残念ながら最近はパフォーマンスは苦戦していますが、、、)

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