top of page

株価急回復は、あの〇〇ショック時に近いのか?


2020/08/07日本経済新聞『危機後の上昇 リーマン型?』より コロナショックは大恐慌型か?それともリーマンショック型か? 8/5には年初来安値から49%という急回復を見せコロナショック前の水準にほとんど並んだS&P500種株価指数が、1929年の大恐慌型と2009年のリーマン危機型との2つのトレンド(つまり、これからも下落継続なのか、それともこれからは上昇なのか)の分かれ目に来ているとのこと。 多くの方々の見解は、かなり大規模な財政・金融政策が打ち出されたという点で、リーマンショック型になりそうとのこと。

それぞれの危機のケースで、最も株価が下落した1929年11月23日、2009年3月9日、2020年3月23日の水準を100として3つの時期を比較しています。3回とも大底をつけてから約4か月後までに回復基調は続いていますが、分かれ目はその後。大恐慌時は政府の対応が遅れてしまい、長い不況に入ります。リーマン時は財政・金融面でのサポートが功を奏し、長期の上昇トレンドに入りました。今回はどうなっていくのでしょうか? 3つの回復基調はこちら・・・

https://ameblo.jp/private-fa/entry-12616390623.html S&P500は2月の高値まであと僅か、ナスダックに至っては最高値を更新しています。 しかも今回のコロナショックは、突如ヒト・モノの移動が急停止して、経済活動にダメージとなったという異例の景気悪化状態でもあり、早めの踏み込んだ対応が功を奏しています。


そして何しろ、リーマン危機時と決定的に違うのは、金融危機には至っていないという点が、急回復シナリオを連想させているのではないかと思います。

ただし、あくまでもここまでの段階の話、今後、何とか生長られた企業の今後や、これだけ大判振る舞いした様々な長期的なツケが問題視されることも出てくると思います。やはり短期だけでなく、中期、長期で考えていくことは大切でしょう。

最新記事

すべて表示

2021/06/30日本経済新聞『米長寿投信から個人マネー流出』より 運用歴の長い世界の著名投信から個人の資金が流出しているようです。株式投信の21/01月~05月の資金流出入を調べた調査では、流出上位は歴史ある米国のアクティブ投信が並び、個人投資家は低コストのインデックスファンドを選ぶ流れが鮮明になっているとあります。 モーニングスタダイレクトのデータを基に資金流出入を集計(クローズドエンド

2021/07/03日本経済新聞『広がる「高所恐怖症」』より 連日高値更新の米国株式市場で広がる「高所恐怖症」・・・ 米シカゴ・オプション取引所が算出するスキュー指数は6/25に170.55と過去最高を更新。 継続的なインフレ懸念やIT株の割高感といったいろいろな懸念が重なって、起こる可能性は低いが、起こると株価急落を伴う「テールリスク」の警戒に繋がっているとあります。 スキューは別名ブラ

1年前の6月のトピックを読み返してみました。 投資で確りリターンを取り損ねない大切な大原則は、 市場に居続ける=一度投資してリスクをとったら相場の上下で無用な売買をしない≒何もしない というとても「シンプル」なものです。 市場を相手に、何人とも(著名アナリストもプロのファンドマネージャーも、ましてや個人の投資家も)先は読めません。 であればいっそのこと、先読み等無駄なことはせず、長期でどっ

bottom of page