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2020年前半の投信信託・資産運用についての概況・・・



昨今の投資信託・資産運用の動向トレンドについて記事をいくつか・・・ 2020/07/13「株式投信今年初の流出超」投信協会発表によると、6月の投信概況ではETFを除いた公募株式投信が1522億円の流出超過となり、今年に入って初めて解約・償還が設定を上回ったようです。

株価の戻りが一巡したと考えた個人投資家の売りが原因のようです。流出額の内訳では「国内株式型」が5月比で4.4倍の2618億円、「海外株型」が12.7倍の1662億円と株式で運用する投信の解約が多くなっています。 国内型では「ひふみプラス」が357億円、海外型では「次世代通信世界株式戦略ファンド」が227億円、インデックス投信でも日経225連動ファンドに174億円の流出するファンドもあったようです。 2020/07/16の紙面には「ラップ口座残高減少」との記事もあり、投資家が金融機関に運用を任せるラップ口座の契約残高が8年ぶりにマイナスとなったとあります。事業者別では、契約残高が減少したのは野村証券、大和証券、三井住友信託銀行と、対面での契約が比較的大口顧客が中心の大手金融機関

しかし契約件数自体は伸びているようで、コンピューターが資産配分を提案するロボットアドバイザーを利用したラップ口座は伸びているようです。

ロボアド大手ウェルスナビの契約件数は19年度末比で50%増の18万9400件と、主に若年層を中心に手軽さから人気を集めているとのこと。

2020/07/16紙面には「指数連動投信に1兆円」とあり、資産形成層の運用気運の高まりで人気化しているのが、インデックスファンドのようです。2020年1-6月期に指数連動投信に向かった資金は1兆円を超え、過去最高になったとあります。 コロナショックを機に、投資をスタートした若年層の多くがインターネット証券に口座を開設し、商品設計がシンプルで運用コストが低いインデックスファンドで積立投資を始めているのでしょう。

そしてこの流れ、、、ご想像の通り、運用担当者が有望銘柄を選んで投資するアクティブファンドからは資金が流出しており、20年1-6月は差し引き約750億円の資金流出となったようです。 コストが安ければ安いほど良いインデックス至上主義は、株式市場においてまた別の問題を生むんですけどね・・・

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