• RYUICHI MOTOHASHI

株高続く米国株式市場…銘柄格差の目利きのカギは?

2020/01/18日本経済新聞夕刊

ウォール街ラウンドアップ『続く株高 広がる「銘柄格差」』より


1/17NYダウ平均株価は5日続伸、3日連続で過去最高値を更新し、

29348.10ドルとなりました!


昨秋以降の株高の中で、時価総額110兆円を超えたグーグル持株会社のアルファベットを含む、米国市場の時価総額上位5社(アップル、アマゾン、マイクロソフト、フェイスブック、アルファベット)の巨大化が一段と目立ちます。


S&P500の時価総額に占める5社の比率は約18%と過去最高となり、5年前の2倍にまで高まったと言われています。株価収益率(PER)が高く、常に株価は割高な印象も受けながら、まだまだ成長するという期待の中で、買いが続いている状況です。


米投資会社KKRは「勝ち組は量的緩和と第4次産業革命の恩恵を株価に織り込んできた」としています。低金利下では高いPER株の割高感は意識されにくくなっており第4次産業革命というのはAI等のITの高度な発達で起こる産業構造の転換を意味しています。


銘柄間の株価格差も広がり、KKRによると、昨年12月時点でS&P500のうちPER下位20%の銘柄の平均PERは11倍。これは1985年以降の長期平均(10倍)とほぼ同じ。逆にPER上位20%銘柄の平均は27倍に達し、長期平均(20倍)を大幅に上回っているとされています。


これは成長性が高い銘柄により資金が集中し、株価が上昇していることを示しています。


勝ち組企業が市場をけん引し、過去最高値を更新し続ける米国株式市場…


この市場において、投資家は高いPERに慣れてしまっている感がありますが、今週は歴史的な割高水準に達したある株式指標が話題に上ったとあります。


その株価指標はPEGレシオ。これは予想PERを1株利益の伸び率で割って計算する指標であり、将来の増益率が高い企業は高いPERが許容されてしまうのを、利益成長を加味して割高か否かを測るために利用されます。


米国企業の決算発表が本格化する中、主要500社の19年の1株利益は18年比で0.2%増とほぼ横ばい見通し(QUICKファクトセットによる)で、人件費などのコスト増を原因として、粗利益率は過去3年に渡り、32%前後で頭打ちになっているようです。


コスト増を売上増加で吸収し増益率を高めることができるか否か、過去最高値を更新し割高水準すら指摘される米国株式市場において、個別企業の真の実力を投資家が見極めるべきポイントとなりそうなステージです。



【NEW 無料オンライン講座のお知らせ】

当オフィスにて提供する勉強会コンテンツ 「人生ゴールから逆算する老後資金準備術」を ダイジェスト版動画にて無料プレゼントしています。

2020/01/22まで登録期間延長しました!

ご興味のある方は↓こちら↓をご覧ください。

https://www.pfa-withyourlife.jp/gyakusan-movie-lp

29回の閲覧

最新記事

すべて表示

登山家と投資家、「クライマーズハイ」からの目覚めが怖い・・

2021/01/14日本経済新聞『高値恐怖症 すくむ市場』より 1/13の日経平均株価は続伸したものの、半導体や機械銘柄など局地的上昇に留まりつつあり、遂に投資家は「高所恐怖症」で足がすくんでいるように見えると表現されています。 強烈なカネ余りで株価を押し上げてきた陶酔感から、局面が変化しつつかるかもしれないと始まっている記事。 今年の相場想定は各社「ワクチン普及と過剰流動性をベースに強気

米国長期金利の上昇がもたらすリスク

2021/01/13日本経済新聞『米長期金利 上昇に勢い』より 米国で長期金利の上昇に勢いづいています。バイデン次期政権のもとでの財政拡大観測と物価が将来的に上昇するとの見方がマーケットで広がっているためです。 この金利上昇でドル安の歯止めになる兆しも出てきて、これまで比較的買われてきた金価格も下落に転じる局面も出てきて、米国の超低金利が資産市場や世界経済を支える構図が変化するかもしれない

21年「いいとこ取り」の世界の株価続伸は喜んでいいのか?

2021/01/09日本経済新聞『海外指数も軒並み高値』より 21年スタート早々1週間終わった1/8の東京株式市場は、日経平均株価が280,139円と30年ぶり高値を更新。米国ではバイデン次期政権が財政拡大を進め、当面は金融緩和が継続との見方から、海外の株価指数もそろって高値を更新しています。 先行き楽観論で株高継続の流れは海外でも顕著。20年末比でドイツのDAXや仏CAC40は7日までで

本橋Fαオフィス Motohashi Financial Advisors Office 

 所  在  地  :東京都八王子市東浅川町345-6

 ご相談オフィス:東京都千代田区神田神保町2‐5 北沢ビル3F FPアソシエイツグループ本社

 090-7909-2111

 information@pfa-withyourlife.jp

©2019 by Motohashi Financial Advisors Office.All Rights Reserved.