共同通信社 2026年2月経済ウイークリー
ライフセミナーQ&A
オリンピックイヤーに注目すべき資産…
Q.オリンピックイヤーに特に注目すべき資産はありますか?
A.2026年はミラノ/コルティーナ冬季オリンピックが開催されています。
アスリートの皆さんが目指すのは世界一の証である「金メダル」です。
しかし金(ゴールド)に熱い視線と資金を振り向けている多くのプレーヤーが世界中に存在しています。
本コラムではパリ・オリンピックの際にも、輝きを増す資産としてゴールドの動向に言及しました。
2024年の夏頃、ドル建て金価格は1トロイオンス(約31.1g)あたり約2,500ドル台での推移でしたが、
26年2月時点では、ほぼ2倍の約5,000ドル付近へと到達しています。
今なお宝飾品や電子機器の部材、主要通貨からの逃避先資産として、
多くの市場参加者による現代版ゴールドラッシュとも言える状況は継続中の印象です。
その主な要因は、「不確実性の高まり」。
国際的な紛争が頻発し収拾も困難、米国トランプ政権の朝礼暮改な政策も相まって、
従来から盤石であった基軸通貨米ドルの信認がついに揺らぐかも…という懸念により、
世界の中央銀行も外貨準備の一部を米ドルから金へと分散する動きが進みます。
安全資産とも言われる金ですが、最近の金価格の動きは安定的とは言えません。
2000年代に金関連の金融商品が登場して以来、
多様な投資家の短期/長期的な投資マネーも金価格の変動を大きくしています。
金への投資は、需給や価格動向を追うだけでなく、
自分にとって真に価値ある投資対象か否かの判断が大切です。
(独立系ファイナンシャルアドバイザー 本橋竜一)
【掲載新聞名】
各地方新聞社紙面
資産運用・経済コーナー掲載