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共同通信社 2023年8月経済ウイークリー
ライフセミナーQ&A
米国債投資のポイント
Q.「米国債」での運用に興味があるのですが?
A.最もシンプルな米ドル建て運用は「米国債」への投資です。
そもそも債券とは、国・地方自治体や企業が投資家からお金を借りる目的で発行する借用証書です。
借りたお金はこの日に返済しますよという償還日、
借り入れ利息は何%にしますという利率も債券の発行時点で決定されています。
こうしたお約束があるからこそ、投資家に着実な投資リターンを提供できるのです。
債券は償還前でも時価であれば他の投資家に売却することで換金も可能ですが、
大切なのはお金の借り手である発行体を信頼できるか否かでしょう。
米国債は世界一の経済大国である米国政府が発行する債券(借用証書)です。
時々「格下げ」も話題になりながらも、世界中の投資マネーが集まるほど高い信用力を誇ります。
償還日までの期間も数か月・数年から10年や30年など多様な選択肢があります。
その種類にも、定期的な収入が欲しいシニア層であれば、お約束の日に利息がもらえる「利付債」、
教育費など将来の目標額がある若年層には、今の割り引き価格で購入できる「割引債」と、
投資目的や好みに応じた選択も可能です。
最近の米国10年債利回りは3%-4%程度で米国政府という信頼度であれば、
着実な利回り投資としては魅力的な水準です。
勿論、米ドル建てである以上、為替変動が許容可能な資産額でという基本はお忘れなく…
(資産運用アドバイザー 本橋竜一)
【掲載新聞名】
各地方新聞社紙面
資産運用・経済コーナー掲載
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