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共同通信社 2022年12月経済ウイークリー
ライフセミナーQ&A
2022年マーケット回顧録
Q.2022年の金融市場はどのような年として記録されるでしょう…
A.資産運用を行う方々にとって、22年は本当に難しく「忍耐」の2文字を刻す1年でした…
21年末まで堅調だった世界の株式市場は年初に大きく調整。
2月のロシアによるウクライナ侵攻で一気に不安心理に包まれ、
マーケットは大きく変動するようになりました。
想定外の有事を機に、世界の物流網も変調をきたし、小麦などの商品価格が急騰、
多くの製品に不可欠な半導体も不足し、
モノの需要が供給を上回ることで「インフレ」の状況が常態化しました。
事態打開へ、米欧中心に世界の中央銀行は、これまで市場に供給した膨大な資金を吸収したり、
急ピッチで政策金利を引き上げたりしました。
しかし未だ利上げに動かない日本の通貨・円は、その価値を維持できず安い(円安)ままです。
この難しい環境は、経済動向を分析し投資戦略を発信する専門家でさえ、
シャープに見通すことは不可能でした。
毎月のようにメディアで目にする「◯◯ショック」のヘッドラインが、
専門家泣かせの難局経済を物語っています。
とはいえ投資家の皆さんは想定外のリスクと向き合い、
自身のゴールのために中長期で運用を続けなければなりません。
あらゆるシナリオに備え頭の体操をしつつ、
「果報(リターン)は寝て待て」くらいの鈍感力すら大切な時のようです。
(資産運用アドバイザー 本橋竜一)
【掲載新聞名】
各地方新聞社紙面
資産運用・経済コーナー掲載
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