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共同通信社 2021年12月経済ウイークリー
ライフセミナーQ&A
寅年の資産運用って?
Q.干支にちなんだマーケットの格言やことわざから、寅年の資産運用のヒントはありますか?
A.2022年の干支は壬寅(みずのえ・とら)です。
壬は「妊」に通じ、陽の気を下に宿し、寅はミミズに通じ、
土の下に春の新芽が生ずる状態を表すと言われます。
また漢字の「寅」は弓矢を両手で引き絞る象形文字がルーツで、伸ばす・引っ張るを意味します。
因みに、勇ましく威風堂々たる動物の「虎」は決断力・才知の象徴で縁起物です。
今年がどのようなマーケットになるのかは、誰にも分かりません。
大切な「虎の子」である自分の資産だから、じっくり着実に殖やして行きたい慎重派の方でも、
ある程度のリターンが欲しいのであれば、相応のリスクは覚悟しなければなりません。
これはまさに「虎穴に入らずんば虎子を得ず」です。
逆に、早めに経済的自由(FIRE)を手に入れる為には
「今こそ絶好のチャンス!」と行動派な方は、人生設計や投資計画、
リスク許容度に応じた資産配分を踏まえることなく、拙速な投資の意思決定にご注意を。
これでは荒れ狂うマーケットで「虎の尾を踏み」、怖~い思いをしてしまいます。
干支の相場格言は、「寅千里を走る」です。
新型コロナ下の厳しい環境や不確実な国際情勢の中でも、
芽吹き始める新しいトレンドを、慎重かつ大胆に「虎視眈々」と見極めて臨むというのは、
投資のヒントとして如何でしょう…
(資産運用アドバイザー 本橋竜一)
【掲載新聞名】
各地方新聞社紙面
資産運用・経済コーナー掲載
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