共同通信社 2021年2月経済ウイークリー
ライフセミナーQ&A
「資産運用はマラソン?」
Q.資産運用を続けるための大切な「心構え」はありますか?
A.意を決してスタートした資産運用を、途中でやめてしまう方が多いと聞きます。
そもそも資産を殖やして成し遂げたい目標があって始めたはずなのに、
急なマーケットの変動により、資産の上下が怖くなってギブアップというケースが大半のようです。
そんな方々には、
資産運用は自分で決めたコースを走るマラソンに似ているとお伝えしています。
どのルートを通るのか、どこで給水や休憩をとるのかを、ご自身で自由に決めることができます。
こうしたコース設定は人生設計そのものではないでしょうか。
さらに、少し無理しているなと感じる時は、
走っているペースを見直し、時には立ち止まってコース確認をしてもいいのです。
これは資産運用における積立投資額の減額や資産配分の変更、
途中での一部引き出しといったところでしょう。
資産運用というマラソンは、当初に決めた計画にこだわることなく柔軟に対処して良いのです。
ただし、忘れてはならない大切な心構えは、
一度始めた長期戦はリタイアせずにゴールまで「完走」することです。
リスクを取って行う資産運用には、
マーケットが順調な上り坂、調子の悪い下り坂、
そして思いもよらない「まさか!」の場面もあります。
タイムは気にせず、自分のルートを自分なりのペースで最後まで走り切る
エンジョイマラソンの心で行きましょう。
(資産運用アドバイザー 本橋竜一)
【掲載新聞名】
2021年 2月12日 伊勢新聞
2021年 2月16日 大分合同新聞
2021年 2月26日 中部経済新聞 他