共同通信社 2020年10月経済ウイークリー

ライフセミナーQ&A

 

「ESG投資とは」

 

Q.ESG投資について大切なことを、教えて欲しいのですが

A.「ESG」とは環境・社会・企業統治の英語の頭文字で、

    これら非財務要素を加味して企業価値を測る投資手法がESG投資です。  

 

    私たち国民の公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)も、

    ESGを考慮した投資方針を定め、次世代のために持続可能な環境や社会の実現に貢献できる

    コンセプトと統制が利いた企業行動を、投資先の選定基準として重視しています。

 

    昨今は個人投資家の間でも、ESGをテーマにした投資信託が注目を集めています。

    新型コロナウィルス禍で社会や経済の先行き不透明感が強まる中、

    社会貢献に対する意識が高まっており、ESGというテーマは生活者たる投資家から

    共感を得やすい土壌が生まれつつあるようです。

    社会性の高い企業活動への投資は、自分の大切なお金がどのように生かされてゆくのか

   「こだわり派」の投資家の価値観にフィットする投資スタイルなのかもしれません。

    しかし、企業とは社会に付加価値を提供しつつ、永続することが大前提とされる公器です。

    今やより広範な利害関係者との共存・共栄をベースとした企業行動が、

    社会でのデフォルト設定となりつつあります。

    ESGという1つの側面から投資の意思決定を行うのではなく、

    複眼的かつ長期的に企業価値を測る「投資観」を養う好機ではないでしょうか。

 (資産運用アドバイザー 本橋竜一)

​【掲載新聞名】

 2020年10月30日 下野新聞

 2020年10月30日 伊勢新聞

 2020年11月  4日 山口新聞

 2020年11月11日 信濃毎日新聞 他