共同通信社 2022年2月経済ウイークリー

ライフセミナーQ&A

 

恐怖指数って何ですか?​

 

Q.メディアで目にする「恐怖指数」ってどんな指数ですか?

A.正式にはVIX指数(Volatility Index)といい、

  米シカゴ・オプション取引所がSP500種株価指数のオプション取引を対象として算出・公表。

  株式市場が今後1カ月間でどの程度変動するかと見込んでいるかを示す指標です。


  この指標が「恐怖指数」と呼ばれるのは、

  将来の株式市場に対する投資家の不安心理を映しているからです。

  この数値が低い時にはマーケットの変動が小さく安定し、市場は概ね上昇する傾向にあります。

  平常時の数値は10~20のレンジが目安です。


  逆に、数値が高い時は、投資家の不安感も高く、マーケットの乱高下が予想されます。

  恐怖指数が上昇している時、市場は概ね下落する傾向にあります。

  投資家に不安が高まって来ると、数値は20~30のレンジへ、

  30を超えると胸がざわつく警戒水域と言え、そして40を超えると…

  平常心を忘れ、パニックに陥りかねません。


  過去、幾度となく訪れた◯◯ショックや△△問題と呼ばれる株価暴落局面では、

  恐怖指数は70や80に跳ね上がり、

  不安心理がピークに達した多くの投資家は、リスクを取り続けることが怖くなり、

  株式市場から逃げ出しました。


  しかし、そうした際にも、恐怖指数を正しく怖がりながら乱高下の局面を冷静にやり過ごし、

  逃げずに市場に居続ける(ステイ・マーケット)ことが、長期的に大切な投資行動かもしれません。

     (資産運用アドバイザー 本橋竜一)

 

​【掲載新聞名】

  各地方新聞社紙面
  資産運用・経済コーナー掲載