top of page
共同通信社 2025年 1月経済ウイークリー
ライフセミナーQ&A
干支で考える資産運用のヒント:巳年編
Q.干支にちなんだ相場格言から、巳年の資産運用のヒントはありますか?
A.2025年の干支は十二支では巳年ですが、
正式には十干で二番目とされる「乙」(きのと)と組み合わされた乙巳(きのと・み)の年です。
乙は木の陰のエネルギーを表しており、草木がしなやかに成長し広がっていく様子を示すと言われます。
そして巳(へび)は、一般的イメージこそイマイチではありますが、豊穣・金運を司る神様として祀られ、
それ故に神聖な生き物とされてきました。
また、辰年・巳年と続く二年間は「辰巳天井」という相場格言があるように、
マーケットでは天井を目指して上昇相場の後半戦として、少し注意が必要かもしれません…
しかし、蛇(へび)は脱皮と再生を繰り返し、ひと皮剥けながら進化を遂げて成長する生き物です。
めまぐるしい枠組み変更の兆しを見せつつある国際・政治情勢、
インフレ定着や金利ある世界が再来する経済環境、
明快な株主還元や成長投資といった企業価値の向上につながる経営戦略等々、
変化の兆しを敏感に感じ取りながら、投資家として、
もう一段上のステージへと成長・進化を意識した脱皮も良いかもしれません。
へびは金運向上の神の使いと心の片隅に留め、細く長~くステイ・マーケットを目指して、
新しい「へび年」には、スネーク・インベスターのすゝめです。
(独立系ファイナンシャルアドバイザー 本橋竜一)
【掲載新聞名】
各地方新聞社紙面
資産運用・経済コーナー掲載
bottom of page