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執筆者の写真RYUICHI MOTOHASHI

IFA本橋の書棚【人生設計編】


『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』

 著 者:ビル・パーキンス(著)、児島 修(訳)

 出版社:ダイヤモンド社




 



 旧知のプライベートバンカーであるFさんからご紹介頂いたのですが…その内容に引き込まれて即読破してしまいました。“DIE WITH ZERO”ビル・パーキンス著という本。

真っ青な表紙の帯には「ゼロで死ね。貯め方ではなく使い切り方を教えるお金のシン・バイブル」と目を引きます。



 著者が考える「人生を豊かにするための9つのルール」は、①「今しかできないこと」への投資、②一刻も早く経験に金を使う、③ゼロで死ぬ、④人生最後の日を意識する、⑤子供には死ぬ「前」に与える、⑥年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化、⑦やりたいことの「賞味期限」を意識する、⑧45-60歳に資産を取り崩し始める、⑨大胆にリスクを取るとされ、各ルール毎に「実践しよう!」と行動を促してきます。



 中でも印象的なのは、人生で一番大切な仕事は「思い出づくり」、最後に残るのは結局それだけなのだ。経験はその瞬間の喜びだけでなく、後で思い出せる記憶が得られる。これを「記憶の配当」と表現しています。



 富の最大化ではなく人生の喜びを最大化するために…

今しか出来ない!と、プランを実行するか別の機会に先延ばしにするか。



 2020年の春、突如コロナの出現で、様々な行動制限で機会損失の大きさを痛感しました。

私を含め多くのFinancial Advisorが、資産運用サポートだけでなくもう一歩お客さまの人生観に踏み込んでライフプランをご一緒にというスタンスかと思いますが、人生には常に選択肢があり、その選択には皆さんの大切な価値観が反映されているハズです。



 この本は私に「あらゆる人生のステージでお客さまの最大限充実した生き方を支援するには何が重要か?」というFinancial Advisor観の気づきをくれました。




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