RYUICHI MOTOHASHI2021年1月14日3 分米国長期金利の上昇がもたらすリスク2021/01/13日本経済新聞『米長期金利 上昇に勢い』より 米国で長期金利の上昇に勢いづいています。バイデン次期政権のもとでの財政拡大観測と物価が将来的に上昇するとの見方がマーケットで広がっているためです。 この金利上昇でドル安の歯止めになる兆しも出てきて、これまで...
RYUICHI MOTOHASHI2020年12月23日3 分20年回顧録:揺れた市況-ゴールド編-2020/12/23日本経済新聞『20年回顧 揺れた市況』ゴールド編より 2020年に最も注目を浴びた資産と言ってもいいゴールド(金)。 コロナショックによる経済悪化を食い止めるべく、各国政府は財政・金融政策を拡大。溢れ出た投資マネーは金市場に殺到し、金の価格は11年9カ...
RYUICHI MOTOHASHI2020年12月22日3 分40年間の債券黄金時代の終焉…2020/12/22日本経済新聞『終焉迎える債券黄金時代』より 20年のマーケットも残り約1週間です。戦後最悪とも言える景気後退の中で、記録的な急回復を見せる株式市場に隠れて、もう一つの歴史に残る今年の出来事があります。40年続いた「債券黄金時代」の終焉です。...
RYUICHI MOTOHASHI2020年9月24日3 分為替ヘッジは「あり」か「なし」か・・・2020/09/12日本経済新聞『投信調査隊 為替ヘッジ ありか、なしか』より 毎週土曜日のM&Iコーナーは資産運用に関する基本的な部分を改めて見直す点でとても良いコーナーだと思います。 今回のテーマは「為替ヘッジするかしないか」です。資産運用における分散投資の際に、必須と
RYUICHI MOTOHASHI2020年8月15日3 分米国金利上昇からの二つの資産への影響2020/08/12日本経済新聞『バリュー株逆襲の芽』より 同、『金急落、一時1900ドル割れ』より 今週は米国の金利の変化が、二つの資産に大きく影響を与えたと思います。 二つの資産とは株式と金です。 8月以降の株式市場では投資家の物色動向に大きな変化が出てきており、グロ
RYUICHI MOTOHASHI2020年7月26日3 分米国の実質金利が過去最低!2020/07/25日本経済新聞『米の実質金利過去最低に』より 米国では、物価と比較した金利水準である実質金利が10年金利でマイナス0.9%となり、過去最低水準まで低下。現金預金を手元に置いているだけでは、物価上昇に追い付かず損をするため、ドル預金や国債から株式・金などにマネ
RYUICHI MOTOHASHI2020年7月1日3 分リスクオン再び!@2020/4-6月期2020/07/01日本経済新聞『マネー、原油・米国株に』より 2020年4-6月期は世界の金融市場における資金の動きに典型的な流れが見てとれます。それは一言で言うと「リスクオン再び!」。 各国の大規模な財政・金融政策に加え、経済活動が再開したたことで、投資家が再びリスク
RYUICHI MOTOHASHI2020年6月5日2 分株式だけではない!金ETFへも資金流入!2020/06/06日本経済新聞『金ETF 資金流入続く』より 金のETF(上場投資信託)への資金流入が止まることなく続いています。 世界の金ETFが価値の裏付けとして保有する金現物残高は20年1月~5月で計623トン増加、金額にして337億ドル(約3.6兆円)の資金が流入
RYUICHI MOTOHASHI2020年4月13日1 分「金地金」店頭価格、40年ぶりの高値更新!2020/04/13日本経済新聞夕刊 『金地金店頭価格、40年ぶりに高値』より 金地金店頭価格は、4/13に6513円/g(主要な販売店店頭ベース)となり高値更新。 これは1980年1月にソ連がアフガンを侵攻し、国際情勢が緊迫した中で高値6495円/gを超え、40年ぶりの高値
RYUICHI MOTOHASHI2020年3月26日3 分換金売りが解消した「金」相場に、もう一つの心配事・・・2020/03/26日本経済新聞 『金、換金売り一巡し急伸』より 換金売りで大きく下落していた金価格が今週は急伸。FRBによる金融緩和拡大・ドル資金供給で、ドル資金のひっ迫が和らぎ「金」に資金が戻ってきました。FRBはゼロ金利政策を取り、金利がつかない「金」の投資妙味は大き
RYUICHI MOTOHASHI2020年3月19日3 分何故、リスク回避でも円安が続くのか…2020/03/19日本経済新聞『崩れる「リスク回避の円高」』より 外国為替市場では、これまでの「リスク回避の円高」という長らくのセオリーが変調を来しているとあります。世界的な株価の乱高下や円高・ドル安要因とされてきた日米金利差が縮む中にあって、円相場は比較的「円安水準」のまま
RYUICHI MOTOHASHI2020年2月26日3 分物価揺らす2つの波:デフレVSインフレ2020/02/26日本経済新聞『物価揺らす2つの波』より 世界中で株安連鎖が急速に広がり、これまでカネ余りで過剰なリスクを取っていた投資マネーの逆回転もその株安を加速している感があります。新型肺炎はアジアの一地域から世界経済への問題と認識されるようになり、事態の深刻さも世界的
RYUICHI MOTOHASHI2019年12月26日3 分株高の影にも「ちゃんと潜んでいる」投資家心理2019/12/26日本経済新聞『株高に潜む安全志向』より 日米ともに株価は高値圏にありながら投資家が警戒感を緩めていない姿勢を示しているのが、連続増配銘柄や金関連ファンドの選好です。一息ついた感のある米中摩擦の落ち着きもあるとは言え、景気の先行き減速がスッキリした訳ではないで
RYUICHI MOTOHASHI2019年11月3日3 分割高感ある「金」への投資の意義2019/11/3日本経済新聞 『マイナス金利で金バブル』より 金価格の割高感が高まりつつあり、その実勢価格は米実質金利などをもとに算出した金の理論価格を15%程度上回る水準まで割高水準に達しているようです。この割高感を助長しているのは、中国・ロシア等の新興国の中央銀行と200
RYUICHI MOTOHASHI2019年10月28日3 分米国市場の全部高相場の「勝者」は〇〇?2019/10/26日本経済新聞 『「全部高相場」 勝者は株式か』より 昨今の米国市場で起きていることは株高、債券高、金高、原油高という「全部高相場」であり、10月末のFOMCで3度目の利下げが更なる株高を後押しすると、2019年の一番の勝者は株式となりそうだとあります。25日
RYUICHI MOTOHASHI2019年8月30日3 分世界の超富裕層も始めている「新・分散投資」の大切さ2019/08/30日本経済新聞 『「四重奏運用」のススメ 株・債券・REIT・金で成果』より 日々の売買が非常に低調、為替の円高懸念、世界の経済局面の不透明感の中で、日本株の上値が重く動きがない。このような状況でこそ、基本に立ち返りバランス重視の分散投資効果を活かそうという動